兵庫県立明石高等学校 美術科

ー美術科とはー

 「自治・協同・創造」の校訓のもと、創造性に富み、知・徳・体の調和のとれた人間形成をめざし、美術の専門的学習を通して、美術全般にわたる基礎的・基本的な知識や技能を身につけるとともに、創造的な能力を伸ばして、美術文化の発展に貢献できる人材育成をめざしています。

○専門科目の内容

A、美術の学習が全体のほぼ3分の1を占め、美術系進学に必要な専門科目を中心に学習します。

 1年次では全員、美術概論、素描、構成を学習し、美術の基礎知識や基本技術を身につけます。実習授業は20名単位で行われます。

B、2年次では素描の他、日本画、油絵、彫刻、ビジュアルデザイン、クラフトデザインの5科目の中から、主専攻として1科目、副専攻として1科目、それぞれ異なった科目を選択して学習します。ただし、副専攻の日本画はなく、その代わりに水彩画があります。いずれの専門科目も少人数制の指導が受けられます。

C、3年次では素描の他、2年次に選択学習した2つの専門科目のいずれか1つを選び、継続して学習します。さらに、課題研究でより自主的な学習を行います。いずれの科目も少人数制で行き届いた指導が受けられます。 

○卒業生の進路

 創設以来すでに520名の卒業生が巣立っています。その中には美術家として歩み始めた人達、企業デザイナーあるいはフリーのデザイナー、教職についた人達や公務員になった人達などがいます。
 これら卒業生は主に美術系大学・短大から専門学校まで美術系の進学を果たした人達で占められています。教職についた人達には美術系大学出身者ばかりでなく、一般大学の教育学部や教育系大学出身者もいます。特に、教育系大学で美術の専門教育が受けられるようになった近年、このような進路を実現した卒業生の数が増えてきました。
 また、就職希望者は極少数ですが、郵政・税務・海上保安関係などの公務員になったり、民間企業に就職した卒業生もいます。
 さらに、美術科卒業生の組織として美術科同窓会が本校同窓会の中に1992年発足しました。そして、美術科同窓会展などの行事を通じて、それぞれの活躍ぶりを披露するとともに互いに親睦を深めています。



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