兵庫県立西宮高等学校 音楽科

ー音楽科とはー

 音楽科は、高等学校普通教育の上に音楽の専門的な学習を積みあげ一般教養と専門的技能の調和のとれた人間性豊かな生徒を育て、また音楽の諸活動を通して、将来広く音楽文化の発展に寄与する人材の育成を図ります。なお専攻実技の授業については個人レッスンによって行われます。

○平成12年春、推薦入学実技検査の内容

T、共通課題

 1、楽典ー音程、楽語、音階、調に関する基礎的な問題。

 2、視唱

 (1)「コールユーブンケン」No.41までの中より、当日1題指定。

 (2)8小節程度の旋律の初見視唱(1題)

 3、聴音(1)和音聴音(2)旋律聴音

U、専攻実技(以下の専攻よりいずれか1つを選んでの課題演奏実技)

 ●ピアノ専攻
(1)「ハノンピアノ教則本」第39番(スケール)及び第41番(アルベッジョ)にあるすべての長調、短調より、当日ドイツ音名で指定された調
(2) バッハ作曲「平均律ピアノ曲集より、第11番 へ長調「プレリュードとフーガ」
(3) ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ 第4番 変ホ長調 作品7より、第1楽章または第4楽章のいずれかの楽章
 (注)
@ ハノンは、スケール(4オクターブを2回)、カデンツ、アルペッジョ(4オクターブを2回)の順で途切れず続けて弾く。ただし、短調のスケールの場合は、1回目和声短音階、2回目旋律短音階を弾く。
A 課題の(2)、(3)の繰り返しは省略する。
B 課題はすべて暗譜で弾く。

 ●声楽専攻
次の(1)、(2)、(3)の課題を演奏する。
(1)ピアノ
「ソナチネ」または「ソナタ」より、第1楽章または終楽章のいずれかの楽章(速度の遅い曲は除く)
(2)「コンコーネ50番」の第1番から第20番までの中より、任意の1曲(任意の母音で歌う)
(3)「日本歌曲」または「イタリア歌曲」より、任意の1曲(原語で歌う)
(注)@コンコーネの楽譜は、高声用、中声用、低声用のいずれかを用い、任意に移調しない。
   A任意の歌曲については、伴奏譜(任意の調)を出願時に一部提出する。
   B課題(2)、(3)の検査については、伴奏者は本校で用意する。
   C課題はすべて繰り返しを省略し、暗譜で演奏する。


★ 弦楽器専攻
 <各専攻共通の留意点>
 ・課題はすべて指示のないかぎり繰り返しを省略し、暗譜で演奏する。
 ・出願時に、課題(2)で演奏する曲の楽譜をそれぞれ一部(伴奏譜は不要)提出する。検査に際して伴奏はしない。
 ・楽器、弓は各自持参する。ただし、コントラパスについては、本校でも用意する。

【共通課題】 ピアノ
「ソナチネ」または「ソナタ」より、第1楽章または終楽章のいずれかの楽章(速度の遅い曲は除く)

 ●ヴァイオリン専攻
(1)小野アンナ編/ヴァイオリン音階教本<3オクターブとコード>より、任意の1曲
(2)モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第3番〜第5番までの中より任意の1曲を選び、その第1楽章
(カデンツァを含む)

 ●ヴィオラ専攻
(1)スケール
(2)テレマン/ヴィオラ協奏曲 卜長調より、第2楽章

 ●チェロ専攻
(1)LOUIS R.FEUILLARD/Tagliche Ubungen<Daily Exercises>Schott版
  Scales of 2 octavesの10番より、ニ長調とニ短調、ホ長調とホ短調、へ長調とへ短調、変ロ長調と変ロ短調より当日指定
(2) ヴィヴァルディ/ソナタ 第5番 ホ短調より、第1楽章及び第2楽章


★ 管楽器専攻
 <各専攻共通の留意点>
 ・ 課題はすべて指示のないかぎり繰り返しを省略し、暗譜で演奏する。
 ・ 出願時に、課題(2)で演奏する曲の楽譜をそれぞれ一部(伴奏譜は不要)提出する。検査
   に際して伴奏はしない。
 ・ 楽器は各自持参する。
【共通課題】 ピアノ
「ソナチネ」または「ソナタ」より、第1楽章または終楽章のいずれかの楽章(速度の遅い曲は除く)

 ●フルート専攻
(1)スケール
(2)ERNESTO KOHLER(KOEHLER)/35EXERCISES Op.33(Carl Fischer版)より BookU.
<Twelve Medium Difficult Exercises> Nr.8 Tempo di Valse moderato

 ●オーボエ専攻
(1)スケール
(2)エチュードまたは独奏曲より、任意の1曲

 ●クラリネット専攻
(1)スケール
(2)C.ROSE/32のエチュードより、No.6、No.9の2曲

 ●ファゴット専攻
(1)スケール     
(2)エチュードまたは独奏曲より、任意の1曲

 ●トランペット専攻
(1)スケール              
(2)エチュードまたは独奏曲より、任意の1曲

 ●ホルン専攻
(1)スケール
(2)モーツァルト/ホルン協奏曲 第3番より、第1楽章

 ●トロンボーン専攻
(1)スケール
(2)エチュードまたは独奏曲より、任意の1曲


★ 打楽器専攻
<各専攻共通の留意点>             
・ 課題はすペて指示のないかぎり繰り返しを省略し、暗譜で演奏する。
・ 出願時に、課題(2)で演奏する曲の楽譜をそれぞれ一部(伴奏譜は不要)提出する。検査に際して伴奏はしない。                  、
・ 楽器・ばちは各自持参する。ただし、ティンパニー(ペダル式・4台)、スネア・ドラム、マリンバについては、本校でも用意する。
・ 小太鼓、マリンバ以外の打楽器で受検する場合(例えばティンパニー)は小太鼓専攻と同じ(1)の課題を小太鼓で演奏し、(2)において該当する打楽器で演奏する。

【共通課題】 ピアノ
「ソナチネ」または「ソナタ」より、第1楽章または終楽章のいずれかの楽章(速度の遅い曲は除く)

 ●小太鼓専攻
(1)A課題  B課題 基本打法(1つ打ち、2つ打ち、5つ打ち)より当日指定。
(2)エチュードまたは独奏曲より任意の1曲

 ●マリンバ専攻
(1) A課題 小太鼓専攻のA課題を実施、B課題
(2)エチュードまたは独奏曲より任意の1曲


 ●作曲専攻
(1)作曲
  @四声体の和声 バス課題 1題(属七の和音まで)(90分)
  A楽曲作曲 与えられたテーマによる簡単なピアノ曲(3時間)
(2)ピアノ
  J.S.バッハ:シンフォニア(三声のインヴェンション)より任意の1曲

 

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